先日、新人教育に頭を悩ませる経営者の方と世間話をしたこともあり、私の新人時代(1年目~3年目)を振り返る機会があった。
実務に就くと、1年目だろうが依頼者の方から「先生」と呼ばれる。
しかし、分からないことだらけ、不安だらけ、仕事は遅い。
働き方改革何のその、休日も仕事をしなければ間に合わないし(それでも間に合っていない)、休むことが怖かった。
仕事は相当なプレッシャーがかかるし、依頼者の思いも重くのしかかる。
指導も当然厳しい。相当追い込まれた。
そんなこんなで、仕事を始めて3年くらいは、会う人会う人に「顔色悪いね。」「また痩せた?」と言われ、身なりもギリギリ清潔を保っている(??)状態だったように思う。
所長に起案を酷評され、先生の文書を「写経」したこともあったな。”伝える”文書のリズムや言い回しを少しでも会得したくて。
指導をきつく感じたこともあったけれど、ベースにある優しさを感じることが出来たから、投げ出さずにここまで来られたのだと感じている。
そんな偉大な所長がいる、菜の花事務所。
最近は良いのか悪いのか、以前よりはリラックスして仕事に取り組めるようになった。
例のあの人*のお陰もあり、多少は小ぎれいな身なりも出来るようになった。
後輩も鳥取の事務所に2人、小野事務所に2人の計4人に増えた。
先輩らしい指導はあまり出来ておらず、無駄話が半分以上でむしろ業務を妨害しているのかもしれないが、私の立ち位置はそれでよい(はず!)。
各々個性強く頑張っている、そんな頼もしい後輩がいる、菜の花事務所。
何より、事務所の雰囲気を決めてくれているのが、職員の皆さんだ。
大変な事務作業を、みんな頑張ってこなしてくれている。
どこの弁護士事務所も、優秀な事務職員がいなければ回らないはずで、職員のことを大事に出来ない弁護士が、依頼者を大事にすることなんて出来ないと思っている。
どの業種でも同じだと感じているが、空気感・雰囲気が悪ければサービスも満足度も低いことは往々にしてある。
このブログを見て下さっている方の多くは、何かしらの心配事や不安を抱えているのではないか。
多少でも事務所の雰囲気が伝わればと思う。
*例のあの人は定期的にブログを点検しているようであり、しばらく投稿を怠ると「早く書け」と指導が入る。反論できないので「ハイハイ、分かりました。」とその場をやり過ごすが、「たまには私も出さないと、夫婦仲が悪くなったと思われても困る」などと内容にまで口を出してくる。「そんなこと誰も思わないだろう」と思うが、圧がかかっているので無理矢理登場。