ユングの深淵な内的世界に圧倒される。 即興詩のごとく一瞬の間に紡がれた言葉はユングそのものであり、時空を超えた人間存在の、神話の秘密に少しだけ足を踏み入れる。 人生の節目に読み返すことになる、私の中の大切な著作の一つ。 […]
2025-7 水町勇一郎『労働法入門 新版』
社会の変化と結び付きながら発展していく労働法の姿、そのエッセンス。
弁護士の本棚-法律専門書(令和7年2月)
2025-6 河合隼雄『コンプレックス』
初版は1971年刊。臨床心理学の第一人者であり、ユング派心理学を日本に紹介した河合隼雄先生によるコンプレックス、無意識の世界の別名、の深淵を探る名著。
2025-5 南川文理『アファーマティブ・アクション 平等への切り札か、逆差別か』中公新書
アメリカ企業の間で、従業員らの多様性を確保するための施策を縮小する動きが相次いでいる。 アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)は、アメリカ社会における過去の人種差別の結果を清算するために、積極的にマイノリティ […]
2025-4 大住誠/文『FOR BEGINNERS ユング』
ヤッフェ編『ユング自伝―思い出・夢・思想―』(みすず書房)を読むための助走。
Yo y las bestias 博士の綺奏曲
史上最高のベネズエラ映画と称されるニコ・マンサーノ監督『Yo y las bestias 博士の綺奏曲』@ jig theater スクリーン全体が淡い琥珀色に包まれる印象的なファーストカット。場面が切り替わり、黄色い衣 […]
2025-3 J-P・サルトル『実存主義とは何か』
引き続き実存主義について考える。
2025-2 J-P・サルトル『嘔吐』
戦後フランス思想を辿る旅。 まずは実存主義の聖書であるサルトルの『嘔吐』から。
2025-1 樋口陽一『近代国民国家の憲法構造』
ロースクール時代に一生懸命読んだ樋口先生の『憲法』(勁草書房)。 名著復刊を機に樋口論文を読み直す。