弁護士 今田慶太blog

弁護士法人 菜の花

Category: 菜の花事務所の近頃

2025-16 大村敦志『人間の学としての民法学Ⅰ構造編:規範の基層と上層』

大学時代、教育地域科学部に所属していた私は、その4年間、法律学とはほとんど無縁の生活を送ってきた。 ロースクールでの3年間は必死に法律について勉強したが、司法試験に合格しなければという焦りが先行し、法哲学を、法理論を、そ […]

2025-14 伊藤和子著『ビジネスと人権―人を大切にしない社会を変える』岩波新書

グローバルな企業活動の展開に伴い、近年「ビジネスと人権」が重要な取組課題となっている。 2011年に国連が「ビジネスと人権に関する指導原則」を全会一致で採択したことを契機に世界中でビジネスと人権に関する潮流が生まれ、日本 […]

2025-13 井上達夫著『悪が勝つのか?―ウクライナ、パレスチナ、そして世界の未来のために』信山社法と哲学新書

本書は3つの論文から構成されており、第1章は主にウクライナ戦争について〔2023年5月〕、第2章はガザ戦争の勃発を受けて〔2024年5月〕、第3章はこれらの戦争の今日までの状況を踏まえた論考がなされている〔2025年1月 […]

2025-12 待鳥聡史・宇野重規編『〈やわらかい近代〉の日本リベラル・モダニストたちの肖像』

伝統的秩序への回帰を志向しないという意味で保守主義でもなく、急進的な体制変革を志向しないという意味でマルクス主義でもない、自由民主主義体制内からの積極的な近代化の推進を特徴とするリベラル・モダニストたち。 彼らの幅広く巨 […]