大学時代、教育地域科学部に所属していた私は、その4年間、法律学とはほとんど無縁の生活を送ってきた。
ロースクールでの3年間は必死に法律について勉強したが、司法試験に合格しなければという焦りが先行し、法哲学を、法理論を、その歴史を、じっくりと学んできたかと問われれば決してそうではなかったように思う。
本書に出会い、ガーンと一発やられたような気持ちになった。
もっともっと法律を学びたい、学び直したいと思った。
法律を多角的に学び続けること、それは、私の弁護士としての成長であり、喜びでもある。