弁護士 今田慶太blog

弁護士法人 菜の花

2025-18,19,20 シモーヌ・ド・ボーヴォワール著『第二の性』

「人は女に生まれるのではない、女になるのだ。」

フランスの哲学者ボーヴォワールによるフェミニズム思想の古典的名著。

文庫版ながら3冊で約1500頁に及ぶ大著ゆえ、今年のGWの課題として取り組んだが、簡単に読破できるものではなく、それゆえ、相応の読書経験値を獲得することができた。

1949年の作品であるが、その魅力・説得力は現代でも色あせることなく、セクシュアル・ハラスメント研修の課題図書としても大変有益なのではないかと思う。

サルトルの息づかいとはまた異なる力強い筆致に心が躍る。