弁護士 今田慶太blog

弁護士法人 菜の花

朝の儀式

誰にでもコンプレックスはあると思う。

私も沢山のコンプレックスを抱えているが、その一つが「濃いヒゲ」だ。

夕方になれば(下手すれば午前中でも)、青ヒゲ先生と化す。

 

電動シェーバーに心引かれなかったため、これまでカミソリ一本でやって来た私。

朝、洗面台の前でヒゲを剃るわけだが、深剃りしようとすると肌がヒリヒリするし、時間が無い為焦ってやると上手く剃れない。

だから、私はヒゲ剃りがあまり好きではなかった。

 

そんな折、生涯のパートナーとでも言うべきヒゲ剃りに出会った。

初めて出会ったとき、単純に「かっこいい」と思った。

お値段は多少張ったが、最新の電動シェバ-を購入したと思えば金額的にはさほど変わらない。

それからは、朝の儀式が楽しみでならない。

 

顔を洗い、ヒゲを柔らかくするオイルを塗り込み、ホットタオルでしばらく蒸らす。

十分ヒゲが柔らかくなったらシェービングクリームを少し取り、ブラシで泡立てて準備完了。

毎朝サンタさんみたくなる。

クリームの香りと「ジョリジョリ」と音を立てるカミソリの音が心地よい。

この小さな幸せは、思った以上に大切で、かけがえがない。

 

今は、この朝の儀式のおかげで、自分のヒゲが嫌いではない。

青ヒゲに変わりはないのかもしれないが、また明日も小さな幸せで一日がスタートする。

 

「早く洗面所をどいてくれ」と毎朝クレームを言われても、何のことはない。